Editer Yosuke Hayasimoto (Sonascribe)
こんにちは!sonascribeの林本陽介です!
Isn't She Lovelyのコードチェンジをリズムを崩すことなく、スムーズに行うためのソリューションを紹介します!
必然的に使う指が三本指余っている、シングルノートのプレイとは違い、コードプレイは四本指、あるいは親指も含めた五本のゆびでの総力戦です!
コードチェンジ時の時間をゼロにすることは無理ですので、素早く指を動かそうという考え方ではコードチェンジは上手くいかないと思います。
今回紹介するコンセプトは開放弦やベースノートを上手く扱うものです。
他の曲でも応用できるコンセプトのため、ぜひトライしてみてください!
滑らかにコードチェンジをするためのポイントは、左手が移動する時間をしっかりつくること、そしてそのために開放弦をうまく使う事です!
Isn't She Lovelyではベース音を開放弦でうまく使ってコードをスムーズに変えていくことができます!
こちらのAメロのコード進行で考えて見ましょう!
ルートの動きをタブ譜で図解してみます。
C#mからF7へコードチェンジ時はF♯7のセブンスに当たるEの開放弦を鳴らして左手移動の時間に使います。
次のB7へ変わる時も同様の理由でAの開放弦を鳴らします。
このベース音の動きですと次のコードのコードトーンというよりはアプローチノートという解釈のほうが良いと思います!
これにより左手を離す時間ができて、スムーズにコードチェンジができるのに加え、ベース音にメロディとドライブ感を加えることができます!
C#mからF#7に移る際、アプローチノートとして6弦開放弦を弾き、その間にF#7にコードチェンジ、そして6弦2フレットのルートに移るという流れになります。
C#mの時、クリック音を鳴らすために右手を「チャッ」と弦に置き直す際、親指は6弦を捕らえにいきます。
こうすることで右手のパターンを崩さずに、グルーヴを保つことができるのです。
親指で狙う弦を変えるのは初めは難しいと思いますが、指に覚えこませるようにゆっくりの練習から始めるとうまくゆきます。
また開放弦を使ってうまくベースをつないでいけば、ベースラインに動きがでて、メロディックな伴奏に近づくことができます!
また、ベースの低い音ならば、単音で他の音がならずとも音圧を損なうことはないと思います。
このコンセプトを取り入れて、皆さんのレパートリーでも試していただければ幸いです!