Editer Yosuke Hayasimoto (Sonascribe)こんにちは!sonascribeの林本陽介です!
SonascribeではギターのピックアップにEMGのアクティブのものを採用しています!
アクティブピックアップはジャンルを問わず、ぜひ試していただきたいプロダクツです。
しかしながら深い歪みのイメージやアクティブ独特の音がするなど
いろいろなイメージがついてまわっていると思います。
やはりパッシブからアクティブへの交換に少なからず抵抗感を持っているギタリストの方も多いのではないでしょうか。
そんななか、EMGから発売されているXシリーズは気になるプロダクツであると思います。
僕自身ははじめにEMG85Xを載せ、そのあとノーマルのEMG85に交換しました。
その2つの製品を比較してレビューしました!
Xシリーズはパッシブのようなトーンはそのままにアクティブピックアップのローノイズを実現したピックアップとして売り出されています。
最初の印象はハイの立ちの良さ
コードカッティングなどは音がコードがすっきりと響き、ブラッシングの音が気持ちいいです。
アクティブでしか拾えない低い帯域や高域をカットし、パッシブの周波数カーブに近づけているような感じです。
ハイの立ちは低域カットによって生み出されるものでしょう。
アクティブならではの音の存在感ですとか、レンジの広さは犠牲にされています。
特に低域はガッツリとカットされています。
アクティブの美味しいところがなくなってしまっている感じがしてしまいました。
かといてパッシブの再現ができているかというとそうではありません。
アクティブらしくないとはいってもパッシブより遥かに音がハイファイでクッキリしています。
パッシブの空気感ですとかビンテージートーンのようなザラツキはありません。
現在、ぼくにギターにはノーマルの85が搭載されています。
Xシリーズと比べて音圧があり、音が力強いです。
Xシリーズほどのハイの立ちはないですが、ハイがでていないわけではないのでEQでローをカットすれば、ハイが抜けるようになります。
ぼくの場合はギターデュオでメロディーを主にプレイしているのでクリーントーンでの音の力強さが必要です。
なのでXからノーマルの85に交換したまま現在に至っています。
両者を使用した上でXシリーズはパッシブに近づけたというよりもアンプ音作りにより適したものなのではないかと感じました。
LogicなどDAWソフト上で両者を聴き比べるとXシリーズは中途半端になってしまっている感が否めません。
しかし、真空管アンプにつないでバンドの中でプレイした際はそのハイの立ちの良さ故、抜群に抜けてきます。
多くのプロダクツが埋もれない音、抜けのいい音を売り文句にしていますが、アクティブピックアップひとつで解決できるのマターなのではないかと思います。
個人的にはノーマルEMGが好みですが、真空管アンプとマッチングさせて音を作っているギタリストでしたらXシリーズという選肢も多いに有りなのではないかと思います。
因に相方の井上君のギターにはノーマル89Rが載っています。
シングルコイルとハムの切り替えができるモデルでRはシングルモードで作動するコイルがネック側にきているものです!
シングルコイルはハムよりもレンジが広く、よりクリアな音がでます。
アクティブのレンジの広さ故、EQへの追従力がものすごいです!
師匠であるAcousphereさんに倣ってこうした改造を行っています。
ベースと聴きまがうような低音とクリアに分離したハイはSonascribeのサウンドに欠かせないものとなっています。
ピックアップは簡単に試奏ができないのでなかなか交換に踏み切れないものであると思います。
ましてパッシブからアクティブへの交換ともなればその敷居はさらに高く感じられるかもしれません。
しかしピックアップの交換には音のクオリティーがが数ランクアップする可能生が秘められています!
皆さんの理想の音を追求するために参考にしていただければ幸いです!