2017年1月22日(日)
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2012/09/28

ストラトキャスターのトレモロを調節してみよう!

Editer Yosuke Hayasimoto (Sonascribe)

こんにちは!sonascribeの林本陽介です!

ストラトキャスターにはトレモロユニットという特徴的な機構が備わっています。

バネでブリッジが可動式になっているためダイナミックにピッチを変えたりビブラートをかけることができるのです。

この機構は音にも大きく影響しています。
これによってストラトの音はレスポールともテレキャスターとも違った独特のものになっているのです。

トレモロユニットの調節でアーミングの幅はもちろん、音も大きく変わってきます。

今回はその調節方法とセッティングごとの音の特徴を紹介します!






ストラトのトレモロユニットは写真のようにバネでボディに留められています。

このボディに直接打ち込まれている大きなネジを回して調節します。

ネジは二本あるので少しずつ交互に回しましょう。

ネジをゆるめるとブリッジの後ろが斜めに浮き上がります。

この状態をフローティングといいます。

音を高くするアームアップをするにはこのセッティングにする必要があります。
ブリッジをたくさん浮かせるほど可変幅は大きくなりますが浮かせすぎるとオクターブピッチが合わなくなるので注意が必要です。

フローティングにするとより軽い音になります。
アーミングをしない方でもより軽やかな音が欲しいときはブリッジを若干フローティングさせるとよいでしょう。


反対にネジを締めていくとブリッジがボディにくっつきます。

フローティング時に比べるとどっしりとした音になります。

ネジを締めすぎるとブリッジの圧によってボディが傷つく可能性があるので様子を見ながら調整をおこなってください。

アームをまったく使用しないという方ならば写真のように木片を挟んでしまう方法もあります。

ブリッジをベタ付けにした時よりも更にどっしりした音になります。

この方法はEric Claptonがやっていることで有名になりました。

トレモロがないハードテイルというタイプのストラトも発売されているのですが、バネがないとストラト
らしい音になりません。
なのでこうした方法がストラトらしい音色を損なわないためにも有効なのです。


トレモロユニットは弦と直結している部分なので音色への影響は大きいです。
ぜひ自分好みのセッティングを見つけてください!