2017年1月22日(日)
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2012/09/26

ストラトキャスターの3つのピックアップを音色をそれぞれ試してみた!

Editer Yosuke Hayasimoto (Sonascribe)

こんにちは!sonascribeの林本陽介です!

エレキギターの代表格の1つ、ストラトキャスターのピックアップについて解説します。

ストラトには3つのピックアップが搭載されており、スイッチで使用するピックアップを切り替えることができます。

音色の特徴をまとめてみました。

色々試しながら、皆さんのコピーした曲やバンドで演奏する曲にぴったりのピックアップを見つけて頂ければと思います!








ストラトには3つのピックアップが搭載されています。

一番の上のネックに最も近いものがフロントピックアップ、真ん中がセンターピックアップ、一番下のブリッジよりのものがリアピックアップと呼ばれます。

この3つのピックアップを使い分けることによって多彩な音色を得ることができます。

ツマミの上にあるスイッチによって切り替えができます。

ボディの外側に向かってレバーを倒しきった位置を1番、内側に向かって倒しきった位置を5番とします。

<1番>
リアピックアップのみが作動します。一番高域が効いた音色が出るポジションです。

ガリッとした固い音で低音弦でもしっかりと音が抜けてきます。

深く歪ませての低音弦リフ、軽く歪ませての軽快なロックンロールのバッキングなどに合うと思います。

使用するアンプやその設定によってはカリカリした感じが強すぎて使いにくい場合もあります。

<3番>
センターピックアップのみ作動します。
適度な高域と音の太さを持った音が出せる使い易いポジションです。

センターピックアップを持ったギターはストラト以外にはあまりないので、最もストラトらしい音と言えるかもしれません。

その高音と適度な太さがシャープなカッティングに最適だと思います。

<5番>
フロントピックアップのみ作動します。

最も低域の効いた太い音が出せます。
その太い音はギターソロに最適です!

ふくよかな音ながらも高音のキレが失われないのがストラトの強みですね。

またストラトには空洞部分が多いため、トーンを少し絞って高音を落とすとセミアコのような甘い音も得られます!

<2番、4番>
2番がリアとセンターのブレンド、4番がフロントとセンターのブレンドです。
このブレンドされた音はハーフトーンと呼ばれ、独特のシャリーンとした音色が特徴です。

ピックアップの磁力や電気の向きの関係でこのような独特のトーンが得られるのです。
2番は高域が出ており、4番はそれよりもマイルドです。

センターピックアップはファンキーなカッティングには最適ですが、ゴツゴツしていてポップスには合わない場合があります。
その点、ハーフトーン軽やかな音はとても爽やかに響きます。

アルペジオでの伴奏にもピッタリだと思います。
コーラスやフェイザーなどのエフェクターとの相性も抜群です!

50年代の初期のストラトは2番と4番のポジションがない3点式のスイッチでした。
現在でもビンテージのリイシューモデルではそのような使用になっているものがあります。

その場合はうまく間の斜めの位置にスイッチを合わせるとこのハーフトーンが出せます。


ギター本体のスイッチ類での音の切り替えはエレキギターならではだと思います!

お手持ちのギターのスイッチ、コートロールなどをいじり倒して色々な音を楽しんでみて下さい!