Editer Yosuke Hayasimoto (Sonascribe)
こんにちは!sonascribeの林本陽介です!
スライドバーをどの指に装着するべきか、スライドバーを始めるにあたって迷ってしまう方もいると思います!
スライドギタリストもいろいろ見回してみてもみんな一様にバラバラです。
スライドバーを装着する指によって使用感がだいぶ変わってきます。
今回は左手の装着する指それぞれのメリットやデメリットを解説してみました。
皆さんのベストを決めるための参考にして頂ければと思います!
結論から言えば人差し指以外ならどの指でもOKです。
余計な倍音を押さえるためや、スライドバーを弦から離したときのミュートのためにスライドバーからネック側の弦のミュートは必須です。
このミュートはクリアなトーンや細かなプレイを実現する上で欠かせないことなのです。もちろん人差し指ではそれができません。
なので残った三本の指からチョイスということになります。
スタンダードなのが薬指と小指です。
まずは薬指のメリットから紹介します。
指に適度な太さがあるためバーのフィット感がよく小指に比べてストレスなく動かせると思います。
ミュートのための人差し指と中指も自然な位置に収まります。
また写真のように中指と小指でバーを挟むことでしっかりと動きをコントロールできます。
これが薬指の最大のメリットだと思います。
Duane Allmanが薬指にスライドバーを装着しています。
小指の利点はなんといっても余った三本の指で通常のプレイができるという点です!
コードでバッキングをしつつオブリやソロはスライドでといったようにフレキシブルなプレイがしたい方は小指装着をチョイスするとよいでしょう。
ただミュートのための指の収まりがやや悪く、指が離れがちになったり少し無理のあるフォームになってしまうかもしれません。
写真の薬指と中指が浮いてしまっているのがお分かり頂けるでしょうか
ジャストサイズのバーを見つけるかバーの内部に詰め物をして小指にぴったりフィットするようにすればそのような無理なフォームを避けられると思います!
小指装着の主なプレーヤーはJohnny WinterとSonny Landrethです!
Sonny Landrethは他の三本の指をフル活用したとてもテクニカルなプレイを披露しています。
中指はちょっと変わり種で愛好者はあまり多くありません。
Ronnie WoodやJeff Beckは中指にバーを装着しています。
操作性はよく、パワーコードはじめ意外と多くのコードに対応できます!
しかし写真のように人差し指が6弦まで届かずミュートが不完全になってしまう可能性があります。
まずは小指か薬指で始めてみることをオススメします!
通常のプレイとは全くちがったものになるので、正しいフォームで指に負担をかけることなくゆっくりと慣れていくことが重要だと思います!
バーの扱いに慣れて来たら装着する指を変えてみて一番しっくりくる指を探してみて下さい!