Editer Yosuke Hayasimoto (Sonascribe)
皆さんこんにちは。Sonascribeの林本です
今回は伝説のロック・ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの奏法を紹介します。
ジミが好んで使っていたコンセプトである
親指を使ってのコードフォームを紹介します。
ジミはほとんどの曲で親指を使ってコードをおさえています。
ジミの奏法を習得する上で欠かせないものですし
親指を使うことによって、プレイの自由度がかなり高まります!
使える指が単純に1本増えるので
多彩な伴奏を行う上でもおおきな武器になるはずです。
一般的な6弦ルートのコードフォームと音の構成は同じでが、6弦を親指で押さえます。
ルートの6弦と上のコードに部分を独立して押さえることができるのでリズムにメリハリを出せます。
この押え方だと小指が余る点がポイントです。
この小指でコードにテンションを加えることができ、コードにメロディーの要素を付加できます。
1,2,3弦の5フレットの音、それぞれ青が9th、オレンジが13th、緑が11thとなっているんですが、それらの音を組み合わせいくことでピアノのようなメロディックなコードプレイが可能です。
このコンセプトはジミのほとんどの曲で見られます。正にジミにとって欠かせないテクニックだったと言っていいでしょう。
元Red Hot Chili PeppersのJohnはジミヘンフリークとして有名ですが、
Dani CaliforniaのAメロのバッキングはこのコンセプトを使って組み立てられています。
ロックでは当たり前のように4,5,6弦を同時に鳴らします。
しかしベースと合わさると、低音がくどくなりすぎてしまうように思います。
このフォームですとかなり響きが整理されて聞こえます。
オクターブ奏法と同じ原理でミュートした5弦のが音圧を出してくれます。
ギターデュオのように多彩な伴奏が求められる場合はもちろん、バンドの中でも活躍するテクニックだと思います。
親指での押弦はマスターすれば幅がものすごく広がると思います。あまり力を入れすぎないのと手が小さいからと諦めないのがコツでしょうか。