Editer Yosuke Hayasimoto (Sonascribe)
こんにちは!sonascribeの林本陽介です。
今回は前回のベーシスト名演紹介に続いて、ドラマーの名演を紹介したいと思います!
リズム隊がいないギターデュオでグルーヴィな演奏を行うためにはドラマーやベースが打ち出しているリズムの感じ、グルーヴをしっかりとイメージして弾かないといけないと僕は思っていて、なのでよくドラマーの演奏などを見て学んでいます。
僕はsonascribeでの立ち位置はメロディを弾くリードギターなので、リズムはあまり必要ないと思う方も多いかもしれませんが、そんなことはなくてメロディを弾く中でタイム感を表現することは実は大事ですし、とても難しいことなんですね。
そのテクニックを構築するにもギターだけを弾いていればよいわけではありません。
もっとリズムにシビアなドラマーなどの音楽をきき、感覚を共有できるようになりたいと考え日々精進しています。
今回紹介する映像がみなさんの参考になれたら幸いです。
Al Jackson Jr.
推薦盤 Hold On I!m Comin’/Sam&Dave
60年代から70年代のソウルを牽引したStax Voltのドラマーです。
派手なフィルやテクニックではなく、リズムのフィーリング、グルーヴで勝負したドラマーです。
プレイ自体は非常にシンプルです。
曲によって、最近のパンクロック系のドラマーとやっていることは音符上では一緒です。
しかし、そのシンプルな組み立てのプレイから生み出されるリズムは唯一無二!
僕は一番好きなドラマーとして真っ先に名前を挙げます。
彼とタッグを組んでいたベーシスト、Donald Duck Dunはインタビューでこのように語っていました。「モータウンの秘密兵器はジェマーソンだったけど、スタックスの秘密兵器はアル・ジャクソンだ!」