Editer Yosuke Hayasimoto (Sonascribe)
こんにちは!sonascribeの林本陽介です!
レコーディングでは、一定のテンポのクリックにあわせて録音を進めて行きます。
何度も繰り返し聞かれる録音作品ではテンポが一定で安定して聞こえるということは大切なことだと思います。
しかし、クリックだけではリズムのイメージが掴みにくく、テンポは一定だけれどもなんだかノレてない……………
ということになってしまう可能性もあります。
そこで大きな効果を発揮するのがドラムのパターンを打ち込んだ『グルーヴトラック』です。
実際にドラムが鳴っていることで、リズムのイメージがとても掴みやすくなり、より、グルーヴ感のある演奏を録音できるとおもいます。
打ち込みというと面倒なイメージを持つ方も多いと思いますがGarageBandならば、驚くど簡単にしかもゲーム感覚でドラムパターンを打ち込むことができます。
では実際に作り方を紹介したいと思います!
まずは最初にドラム音源を選んでスタート。
ドラムセット画面が現れました。
クラッシュにライド、タムもローとハイとキッチリそろってます。
さわると音が出ます。
赤いRECボタンをおすと録音開始。
クリックにあわせて、画面上のドラムを叩いて行きましょう。
今回は基本的なパターンをハイハット、バスドラム、スネアで録音します。
同時に叩くことも可能ですが、今回はあくまでもレコーディングのためのベーシックトラック作成。
iPadでの生演奏ではないのでチャレンジはまたの機会に。
クオンタイズと言って、音を整える機能がありますので画面上でラフにタップしてもキッチリしたリズムで打ち込むことができます。
サムシングは少し跳ねたリズムなので8分に3連のクオンタイズをかけえみましょう。
これできもちよく揺らぐリズムに!
では一つずつ打ち込んでいきます。まずはハイハット。
叩く場所によって、オープン、クローズの音が変わります。
素直にクローズの八分で。
プレイバックして確認したら次はバスドラ
まず拍頭だけにい一発入れてしまうのが簡単でしょう。
そして4拍目の裏に入れます。だいぶノリがでてきました。
いよいよスネアです!
こちらも叩く場所によって色々な音が出ます。
リムショットもできるんですね。
これでばっちりドラムセットの音になりました。
つくるのは基本のパターン一回分だけでOK!
基本的にリズムのガイドのためのものなの頭のクラッシュやフィルなどは入れません。
基本パターンができたあとは必要な長さ分ひたすらコピペ。
さあ、これでグルーヴトラックの出来上がりです。
打ち込みというと、Midiキーボードや一つ一つマークを打ってというイメージがやはり強いとおもいます。実際、前回のレコーディングではLogicを使って根気良くつくりました。
それが今回サクッと出来てしまって驚きです。
もっと手の込んだうちこみものも難なく作れそうなので、打ち込みで音楽を作っている人も使えるソフトなんじゃないかと思います。
実際につくっていると、どこでどの音が鳴ってどういうリズムになっているのかがよくわかるので、リズムに対する理解が深まると思います。
出来上がったグルーヴトラックにあわせて弾いてみるとわかるのですが、クリックよりも細かくリズムが刻まれているのでよりタイトに弾く事ができます。
クリックだと間はすべて空白なので等間隔でしっかりとリズムをとっていくのが難しいように思います。
普段クリックでしか録音をしていなかった方もドラムによるグルーヴトラックを試してみていただければ幸いです!