2017年1月22日(日)
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2014/01/18

#腕全体を使ってコードを押さえてみよう!

Editer Yosuke Hayasimoto (Sonascribe)

こんにちは!sonascribeの林本陽介です!
コードを押さえる時、皆さんはどうしているでしょうか!?

ギターを始めたばかりの方から握力がなくてコードが押さえられない、指が短くて届かないという声をよく聞きます。

またギターに慣れている人でもフレットの際を押さえる、指を立てるといったことが疎かになっていることもあるのではないでしょうか!

しかし腕の使い方を一工夫することでコードがとても押さえ易くなります!

手首から先のだけの動きではなく、コードフォームに対応させて腕や肘を動かしていくことが大切だと思います!

今回はそんな腕全体を使ってコードを押さえるというコンセプトを紹介したいと思います!





こちらはA△7です!

ネックに対して左手側から斜めに手を入れているのがお分かり頂けますでしょうか。

人差し指と中指、薬指と小指がそれぞれ同フレットを押さえています。

このようなコードで指をネックと直角に配置すると人差し指と薬指がフレットから離れてしまいます!



指がフレットから離れてしまうと押弦に余分な力がいるばかりか、音質に関しても粒立ちが悪くなってしまいます!

手首をひねるのではなく、肘を上げるイメージで腕ごと斜めににしましょう!



Amを押さえています!

手が右手側から斜めに入っており、人差し指がフレットと平行になりしっかりと際を押さえられているのがお分かりになるでしょうか。

肘の位置を上の写真と見比べて見てください。
体の中心に引き寄せられているのがお分かり頂けると思います!

脇を締めるというよりも体の前に肘を入れ込むというイメージです。



ここで紹介したいのがこちらもコードフォーム。

一見、難解なコードに見えますが普通の五弦ルートのマイナー7thコードです!

このフォームの利点は主に2つ。

1つ目が、セーハを行わず、全て指先で押弦するため音がクリアになる点。

2つ目が、ルートの移動が簡単な点です!
ルートを6弦の5度の音に動かすのはよく使われる手法です。

しかしそれをセーハのフォーム行うと必ず3弦の音が犠牲となりますが、このフォームですとコードの音を全て保ったままルートを移動させることができます!

このフォームにでは特に右斜めからの押弦が重要です!

手首から先の動きだけでの押弦ですと人差し指や小指がフレットから離れ、かなり押さえづらくなってしまいます。

腕ごと動かす、というコンセプトを癖づけるのも併せてこのコードフォームを練習してみてはいかがでしょうか!

ムリな力を入れたり、指を開いて押さえるフォームは音質や正確性にかけるばかりか、手に余計な負担をかけかねません。
手に負担をかけないというコンセプトもやはり忘れてはいけない事だと思います。
そのコンセプトがひいてはきれいな音や正確なプレイにつながってくるのではないかと思います!

ギターを弾くのに必要な握力は意外と大きくないものです。
コードごとに腕を大胆に動かして、力の向きや押さえる場所を整えて挙げることがポイントなのではないでしょうか!