Editer Yosuke Hayasimoto (Sonascribe)
こんにちは!sonascribeの林本陽介です!
皆さん、オープンチューニングという言葉をきいたことがあるでしょうか。
弦を何も押さえない状態でコードになるようなチューニングのことです!
スライドギターで多用されるチューニングですがRolling StonesのKeith Richardsのようにオープンチューニングでリフを構築してしまうギタリストもいます!
今回はオープンAとオープンGの作り方とRolling Stonesのリフを一つ紹介しています!
レギュラーチューニングとは一味違った世界を味わってみて下さい!
こちらがオープンAのチューニングになります。
開放弦を鳴らした際にAのコードになるようにチューニングされたものです!
下のレギュラーチューニングの音と見比べてみてください!
単にチューニングする音を丸ごと覚えるのではなく、どのような想定のもとにこのチューニングが作られているのか把握することが重要だと思います!
そうすることによって定型のオープンチューニングだけでなく自分なりに工夫したオープンチューニングやフォームを変えていろいろなボイシングにトライできます!
オープンAで想定されているのこちらのコードです!
2、3、4弦が2フレットを押さえています。つまり開放弦より全音高くなっているのです。
なのでこの2、3、4弦を押さえなくてもいいように全音高くチューニングすればよいのです。
こちらがオープンGチューニングです。
オープンAのチューニングを全音下に下げたものになります。
1、5、6、弦をレギュラーチューニングより全音下に下げてつくります。
オープンAはチューニングを上げて作るためギターに負担がかかります。オープンA専用と割り切ってセッティングしたギターでない限りオープンGにチューニングしてカポタストで対応することをおすすめします!
オープンGを使った代表的なリフ、Rolling StonesのBrouwn Sugarの譜例を紹介します!
オープンチューニングは人差し指一本のセーハのみでメジャーコードが出来上がります。加えて中指と薬指で5弦ルートのマイナーコードと同様のフォームで4度と6度の音を付加できます。
Stonesのギタリスト、Keith Richardsの常套フレーズです。
彼のギターリフの多くはこのオープンチューニング+4度と6度でできています。
譜面をみると6弦の音が全く使われていないことがわかるとい思います。
普通のAコードを思い出してみて下さい。6弦は親指でミュートしているはずです。
なのでオープンチューニングにおいても6弦の使用頻度はかなり少ないのです。
そこでキースは6弦を外した5弦ギターを多用します。
6弦がないことによりミュートを気にせずダイナミックに弾き倒すことができます!
キースの強烈なリズムギターはこの5弦ギター故なのではないでしょうか!